世界遺産数ランキング!イタリアと中国の攻防と日本の意外な順位
世界 遺産 が 一 番 多い 国はどこなのか――旅行好きならずとも一度は気になったことがあるはずだ。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が登録する人類共通の財産は、年々その数を増やしている。歴史の深さか、広大な国土か。膨大な文化遺産と自然遺産の過酷な審査をくぐり抜け、世界最多の栄冠を手にした国家の全貌に迫る。
地球上には幾多の歴史的建造物や絶景が存在するが、世界 遺産 が 一 番 多い 国を巡るトップ争いは、常に世界中の旅行者や歴史ファンの視線を集めてきた。単なる観光地としての人気だけでなく、各国の文化的誇りや保護活動の成果が色濃く反映される領域だからだ。
1位イタリア対2位中国!首位を争う二大巨頭の激しい攻防
長年にわたり首位に君臨し続けるヨーロッパの文化大国と、目覚ましい勢いで登録数を伸ばす東アジアの巨人が、わずか数件の差でしのぎを削っている。現在、堂々の首位を守り続けているのは合計60件近くの遺産を抱える南欧の古豪だ。しかし、すぐ背後には僅差で追うアジアイチの大国が迫る。
かつては欧州中心だった登録傾向だが、近年は世界各地のバランスを重視する流れへと変化した。この両国のデッドヒートは、世界的な文化保全の歴史そのものを物語っている。
イタリア共和国が誇る至高の名所「ローマ歴史地区」の圧倒的存在感
トップを走るイタリア共和国の強みは、国土全体が屋根のない美術館と称されるほどの密度の高さにある。
なかでも象徴的なのが「ローマ歴史地区」だ。コロッセオやフォロ・ロマーノなど、古代ローマ帝国の栄華を今に伝える建造物群は、世界中から訪れる人々を圧倒する。トスカーナの歴史的都市群やフィレンツェ、ヴェネツィアといった都市全体が指定されているケースも多く、単体の建造物にとどまらない面での保全がこの国の遺産数を押し上げている要因だ。
中華人民共和国の歴史を語る圧巻のスケール「万里の長城」と最新遺産
激しい追い上げを見せる中華人民共和国は、広大な国土と五千年の歴史を武器に、自然遺産・文化遺産の双方で急速に数を伸ばしてきた。
その代表格といえば、言わずと知れた「万里の長城」である。総延長数千キロメートルにも及ぶ人類史上最大級の建造物は、単一の遺産として世界的な知名度を誇る。近年では、シルクロードの交易路や未開の自然保護区、考古学的遺跡など、多彩なカテゴリーでの新規登録が相次いでおり、首位逆転も十分に狙える位置につけている。
気になる日本の順位は?トップ10入りを果たせない意外な理由
豊富な歴史と独自の文化を持つ日本だが、世界遺産数ランキングでは上位10か国の壁を破れず、11位前後に位置している。法隆寺や屋久島、富士山など、世界的に有名なスポットが多数存在するにもかかわらず、なぜ世界トップクラスの件数に達しないのか。
理由は日本の地理的・建設的特徴にある。日本の伝統建築の多くは「木造」だ。火災や自然災害によって再建を繰り返してきた歴史があり、石造り文化中心のヨーロッパのような「当時の建造物がそのまま残る」という評価基準に当てはまりにくい面がある。厳格な国内法による保護管理体制の構築に時間がかかる点も、申請ペースが慎重な理由の一つとなっている。
ユネスコとICOMOSの厳格な審査基準と世界遺産委員会の最新動向
世界遺産の登録は、決して単なる名誉ではない。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の指導のもと、事務局長のオードレ・アズレ氏らが推進する戦略的方針に基づき、きわめて厳格な評価が行われている。
現地調査や学術的審査を担うのが、専門家組織である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)だ。彼らの厳しい勧告を経て、毎年開催される世界遺産委員会で最終的な登録の可否が決定される。欧州偏重の是正やアフリカ・小島嶼国の遺産登録推進、気候変動による危機遺産の保全など、多様性と持続可能性を重視した審議が焦点となっている。
世界遺産検定やドキュメンタリーで深掘りする観光・トラベル産業の未来
世界遺産は、単なる歴史の遺物ではなく、現代の観光・トラベル産業を力強く牽引するエンジンとしての役割を担っている。
ナショナル ジオグラフィックをはじめとするメディアが放送するドキュメンタリー・歴史教養番組は、遺産の知られざるストーリーを世界中に届け、旅への情熱を掻き立てる。日本国内では「世界遺産検定」の受検者が年々増加しており、学びと旅を組み合わせた新しい知的好奇心の形として定着した。過度な観光公害(オーバーツーリズム)への対策と保全、そして文化継承。世界遺産を巡る探求の旅は、これからも世界中の人々を魅了し続ける。 (出典: 世界 遺産 が 一 番 多い 国(Yahoo!ニュース))